- 2011-10-21 (金) 11:53
こだわり…。注文住宅業界では、もっとも使われている言葉です。
しかし、この言葉には、以下の2つの意味が隠されていることをご存知でしょうか?
- 家づくりに取り組む者の使命として真摯に取り組んだ
結果としての「こだわり」 - 売れるから、人気があって集客できるからという
商売の便宜上で採用した「こだわり」
私は、「家づくり」という、ご家族の一生を左右するものを提供する仕事である以上、1.のこだわりを追求したいと考えています。
言葉だけではなく、積み重ねてきた経験に裏付けされた行動として…。
代表取締役 二戸 堅一
dd-cubeの3つのこだわり
1. 外断熱・高気密・高断熱工法への徹底したこだわり。
今では大手ハウスメーカーでも取り入れられ、知名度も上がった「外断熱住宅」。私がこの工法に関わったのは今から12年も前(2011年現在)のこと。現場監督として勤務していた会社が、外断熱にいち早く取り組んでいたことが、この工法と出会ったきっかけでした。
その会社は、業界では先進的な外断熱の住宅フランチャイズに加盟していましたが、そこを脱退したのちも、独自で徹底的に外断熱工法の研究を重ねていました。そこで私も現場責任者として数多くのことを実体験として学ばせて頂くことになったのです。
これは非常に貴重な体験でした。
当時、私が取り組んだ一例としては、
① 主流のポリスチレン系断熱材はもちろんのこと、その頃に開発されたばかりのフェノール系の断熱材もいち早く採用。また、北海道で進められていた、板状ロックウール断熱材による外断熱住宅を関東で初めて建築し、それぞれのメリット、デメリットを現場で学びました。
板状ロックウール外断熱住宅施工例
② 基礎断熱の防蟻処理問題に対し、国内大手断熱材メーカーが開発した基礎断熱専用断熱ボードを発売前の段階から(平成16年半ば)、メーカー協力のもと、試験的に採用。この材料は、現在も弊社の基本仕様となっているだけでなく、今では基礎断熱を扱う日本中の工務店に数多く採用されています。
メーカー協力のもと施工した基礎断熱材
③ デザイン性に乏しかった外断熱住宅の建築に、青山の某設計事務所とコラボレーションし、業界で初めて外断熱デザイナーズ住宅の商品化に取り組みました。この時に学んだ空間デザインとコストコントロールの両立という考え方は、現在も当社の技術ノウハウとして活用されています。
コストパフォーマンスにも優れるスタイリッシュな空間デザイン
このような実体験の裏付けがあり、その結果として、今のdd-cubeの外断熱・高気密・高断熱工法の技術基準が築かれているのです。
*建築人として、外断熱・高気密・高断熱工法を強く薦める理由
技術的、理論的な裏付けもさることながら、私が一人の人間として外断熱住宅を皆様に薦める理由をお話しします。
私は、現在までに、50棟以上の外断熱住宅を建築してきましたが、実のところ、その3倍以上の数の「一般的工法の住宅」も建築してきました。以前勤めていた会社で「建築条件付き注文住宅」などを数多く手がけてきたからです。
「技術的な違い=若干のコストアップ」という考え方は、価格競争の末に営業マンが連れてきたお客様になかなか受け入れらません。打ち合わせをはじめると、基本技術よりも「キッチンの仕様グレードアップ」などの目に見えるものに予算が削られていきました。
それも仕方のないことだと思います。決してお客様が悪いわけではありません。
一般的な工法といっても、建築基準法上まともな住宅ですし、そもそも、今まで高性能住宅で生活したことのない方にとっては、家の高性能化による快適性の違いなど微々たるものだと感じていたに違いないからです。
しかし、なかには熱心に勉強されるお客さまもいらっしゃったり、私の意見を疑いなく信じてくれた方たちもいらっしゃいました。そのおかげで、相当数の外断熱高性能住宅を建てさせていただくこともできたのです。
当時、建てさせていただいた外断熱住宅のお客様は、入居後、誰もがその快適性に驚き、感謝していただきました。誰もが口ぐちに「住む前は、正直、こんなに違うものだとは思っていませんでした。友達の新築の家に遊びに行くたびに、同じ一戸建ての新築なのにどうして?と、驚いてしまうほどです」と言ってくださいました。
外断熱高性能住宅で建てさせていただいた方は、何年経っても、その快適性に感心してくださり、お客様自身、自分の選択が間違っていなかったことに、今でも満足されているのです。
では、一般的な工法のお客様はどうだったのか。もちろん、皆さん、新築当初の時には「快適」だとは言ってくれました。しかし、それは、今までの住んでいた古い家やアパートと比較すれば、「それなりに快適」という言葉以上のものではなかったのです。
そして、入居から何年も経過すると、「快適」という言葉さえも徐々に消え…。
家づくりを続ける以上、建てた後もアフターサービスなどで、お邪魔させていただくことになります。それが何年、何十年と続きます。
その際に、何度お邪魔しても、「快適だよ。本当に選んで良かったよ」と言ってもらえることは、まさに建築人冥利につきることではないでしょうか。
だからこそ、私は外断熱高性能住宅を強くお薦めするのです。
2. 多層立体空間へのこだわり
当社がこだわる「多層立体空間」とは、法的な容積率制限以上の実用空間を(もちろん法的に問題ありません)生み出す「立体としての容積量」を最大限に確保し、さらに開放感と遊び心を演出する空間設計です。
当たり前のことですが、家づくりには土地が欠かせません。
土地には、どれも用途制限というものがあり、建蔽率や容積率という制約が課せられています(例えば、容積率100%であれば、30坪の土地に30坪の延べ床面積以上の建物を建てられないというもの)。
そのような制約の中でも、十分すぎる収納量を確保しながら、書斎や趣味のスペースなどの、家族それぞれが理想とする空間を手に入れてもらいたいと考えたのがdd-cubeの「多層立体空間の家づくり」なのです。
外断熱の利点を最大限に発揮する「多層立体空間」
この多層立体空間の考え方は、「外断熱・高気密・高断熱」の性能があってこそ実現します。家という器の立方体を、どの場所も温度差なく、新鮮な空気が流れるように換気設計できてこそ価値のあるものなのです。
いたずらに、立体的に空間を割り振ったとしても、暑くて使えなかったり、湿気が溜まって不健康な空間になってしまいますので、見た目だけの空間デザインとして採用している会社とは考え方が違うということをご理解ください。
3. 造作インテリア(家具・照明)にこだわる理由
家づくりを数多く経験するにつれ、非常に残念に思うことがありました。
それは「照明と家具」についてのことです。
家づくりでは、一般的に「日中の明るさ」ばかりにとらわれ気味で、「夜間の光」については無頓着な人が多いようです。
しかし、一日の半分は夜であり、一年で計算すれば、家族が集う時間も圧倒的に夜の時間が多いのが事実です。
そんな大切な時間に、会社の事務所と同じような光の演出では、本当の意味で気が休まらないのではないでしょうか。
せっかく思い通りの家を建てるために注文住宅を選択しながら、照明プランは分譲住宅と変わらないというのでは、少し寂しい気がします。

階下の室内照明を活かした光の道&イタリア製のモダンなシャンデリア
家具についても同じようなことが言えます。
新しい家に合う家具を探すのも楽しいことではありますが、建築の一部として作成された家具以上に、スペースを有効に生かし、かつ、家に似合う家具はありません。すべて造作にする必要はありませんが、注文住宅に既製品ばかりというのでは、何十年と使うことを考えると逆にもったいない気がします。
だからこそ、dd-cubeでは、注文住宅ならではの満足度を高めていただくため、予算の範囲内で、積極的に造作照明や造作家具の製作に取り組んでいきたいと考えております。

建築化(造作)照明とオーダーメイド造作家具
もちろん、お気に入りの照明や家具を取り入れたいという方もいらっしゃいますので、それらを活かしながら部分的に造作を取り入れるという考え方もふくめてご相談させていただいております。
*建築の一部として設計段階から組み込まれた照明や家具は、普通の日常をドラマティックに演出するだけでなく、その予算を住宅ローンの中に組み込むことができるということにも注目してください。
